こんばんは!垢買取王です。
今から十数年前。まだ私が「垢買取王」を立ち上げる前、別のRMT(リアルマネートレード)サイトで業務に当たっていた頃の、忘れられない昔話をひとつさせてください。
その日は、普段の注文とは桁が一つ違うような、かなりの高額取引がありました。無事に決済と商品の引き渡しが完了し、「ふぅ、大きなトラブルもなく終わってよかった」と胸を撫で下ろした直後、お客様から一通のメッセージが届いたんです。
「あの、領収書って発行してもらえますか?」
……ん? 領収書……? 一瞬、思考がフリーズしました。当時は今以上にRMT業界のグレーゾーン感が強かった時代です。手作業で領収書を切った前例なんて一度もありませんでした。
「領収書ですか😅 前例はありませんが、ご用意して発行することは可能ですよ」
「おおぉ! 本当ですか! ありがたい。では、自宅まで郵送してください」
「(……うわぁ、郵送まで!? めんどくさっ……!)」
心の声が漏れそうになるのを必死に抑え、手さぐりで領収書を作成し、印紙も貼り、封筒に入れて切手を貼り、ポストへ投函しました。
それにしても、RMTで買ったゲーム通貨って……一体何の経費にするんだ?? 「勘定科目は『仕入れ』? いや『雑費』か? 税務署にツッコまれたらどう説明するんだろう……」と、当時の僕は首をかしげるばかりでした。
そのモヤモヤとした疑問が、まさかの形で解消される日がやってきます。
数ヶ月後、業界の同業者が集まる懇親会に参加したときのことです。初対面の同業者の方と挨拶を交わし、名刺を交換した瞬間、相手がニヤリと笑ってこう言いました。
「あのときは、わざわざ領収書をお送りいただきありがとうございました!」
……あーーー!! そういうことかーーーっ!!
あの高額購入者は、一般のゲーマーではなくライバルである「同業者」だったのです。 自社の在庫を確保するための「仕入れ」だったからこそ、決算や経理のためにどうしても公式な領収書が必要だった、というわけでした。長年の謎が一瞬で解け、「なるほどなぁ!」と膝を打ちました。
……でもね。今になって改めて思うんです。
やっぱり、あの領収書っていったい何だったんだ……?😅
だって、銀行の振込明細やクレジットカードの利用履歴を見れば、取引の証拠としては十分なはずです。わざわざ「紙の領収書を郵送で」なんて請求してきたのは、後にも先にもあの同業者だけ。
もしかすると彼は、経理の知識が微妙にうろ覚えで「とにかく紙の領収書がないと経費に落ちない!」とパニックになっていたのか。 あるいは……僕たちスタッフに「郵送の手間」という地味なダメージを与えるための、超ハイレベルな嫌がらせ(攻防戦)だったのか……?
数十万件と取引をこなしてきた僕のRMT人生の中で、領収書を郵送したのはあの1回きり。 今でもポストを見るたびに、あの手書きの領収書と、同業者のドヤ顔が頭をよぎる、ちょっと甘酸っぱい(?)思い出です。


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